3Dプリンターでルアーづくり

202212 追記

ANYCUBIC MEGA-S 現在まで大きなトラブルなく使用中。PLA、ABS共に問題なし。

ビルドプレートの水平・定着、フィラメント状態さえちゃんとしていれば、そこまでいじることなく印刷可能。

剥がれ防止にビルドプレートに3Mシート貼ったりしたけど、結局シートなしでスティックのりが一番定着する。ABS、囲いなしでも問題なし。造形物は囲ったほうがきれいになるとは思う。

3年間ABS-5巻き使用してから、ホットエンドパーツ交換。明らかに出るのがスムーズになったので、もう少し頻度が挙げてもいいかも。エクストルーダーも同タイミングで交換。古いPLA使ったらパキパキ折れて、エクストルーダー開けようと思ったら、ネジ山舐めて空かなくなったので、新規購入。特にCURA設定をいじることなく、取り付けできた。


 

20200204追記 問題点、CURA読み込み


 

去年のデジャブ第2弾で感じで、3Dプリンターを導入。

CNCの経験が3Dプリンタに繋がって、ゴムボートの経験がカヤックに繋がった。だから、去年の事は無駄じゃないと自分に言い聞かせてる状態(笑)

 

導入理由

CNCは設定が難しすぎて、結局ルアー作りにたどり着かず。結局、人力CNC(手削り)でルアー作ってたけど、どうしても大量に作った時に同じ動きにならない。

人に贈る用に作ってたとき、最初にいい動きのものが出来て、後に同じように作ったけど、後の分は全然ダメだった。10個ぐらい作ったけど。素材の比重さとか、近い形だけど、完全に同じ形ではないし。

木を削るルアー職人になるんだったら、ここで耐えて同じクオリティーを目指すんだろうけど、もっと簡単に同じものを作りたいと思ってしまうせっかちさから、3dプリンタを導入した。

 

機種

3Dプリンターは「ANYCUBIC i3 MEGA-S 3D」を購入。


パーツ見た感じ、ステッピングモーターとか、リミットスイッチとかCNC3018と同じようなパーツだなあとっていう感想。

 

 

始動

組立30分はホントだった。そしてSDカードに入ってるサンプルデータで早速始動。

 

大体1時間後。

フクロウが出来た。

問題点

やっぱり一筋縄でいかせてくれず、早速、電源スイッチがOFFにできなくなるっていう中華クオリティを見せてくれた(笑)スイッチが物理的に壊れてるだけだから、電気自体は来てるけど、コンセントで起動スタートはなんとなく心配なので、パーツの入手を検討。

これ買えばいいんだろうけど、買ってすぐだし、問い合わせして、無料で送ってもらおうって思って、たどたどしい英語で「スイッチ壊れた、電源スイッチユニットを送って」ってAnycubic直で問い合わせたら、すぐに送ってくれた。ただチャイナポストだから、いつ届くかはまだ不明。

 

20200204追記

無事届いて、取り換え完了。届くまでに3週間かかるのは、チャイナポストだし仕方ない。

モデリング

fusion360でのルアーのモデリングは、CNCの時の脳みそが少し残っていたので、比較的簡単にできた。CPU ATOMの格安中華PC(ezpad 6 PRO)でFUSION360がなんとか起動(動作は遅い)したのは、うれしいし、これでどこでもモデリングできる。

ところどころでフリーズしそうになるから、ちゃんとしたスペックのPCが良いとは思う。

 

モデリングは、スカルプをこねて作ってみた。

参考はもちょお氏の動画。

スカルプをこねて作るとイメージしながら作りやすい。

CNCの時にしたモデリング方法の線分からのモデリングは後々の修正がしやすいとかで、それぞれ一長一短。

線分からのモデリングの浦安DIYシーバスの動画

ルアーモデリング その1


ルアーモデリング その2


ルアーモデリング その3

 

モデリングの流れは以下の通りに

  1. スカルプで形状を作る
  2. シェル化
  3. カップやリアの切り取り
  4. ボディ分割などを使って、内部を補強、
  5. エイト環、ウエイトなどを切り取り、リップの追加など
  6. ボディを半分からカット
  7. STL出力で保存

という流れになる。

 

下記の線の囲んだ部分は、現在のパソコン(win10 atomE3950)で起きてる現象。もしかしたら。パソコンのスペック次第では解決するかもしれない。やっぱ3DCADを低いスペックPCでがんばって動かすのは大変(笑)


線からのモデリングでソリッド化した後、シェルにしようとするとフリーズ。

ここに関してはどうやっても上手くいかない。

なので、結局3Dプリンター出力でモデリングする場合は、現状スカルプトモードで作るしかない。


 

CURA読み込み

そうやって、何とか作って、STLで出力して、付属ソフトのCURAで読み込み。

あとはg-code出力だけと思ったら、出力中にソフトが強制停止。使用PCはWINDOWS10 64ビット ATOM。

なにが悪いのかなあと思って、WINDOWS7 32ビットcore i3と64ビットceleron Gで開いたら、両方とも問題なくg-code出力完了。

WINDOWS10との相性?付属と最新ver、両方ともで同じ現象。

 

あと、付属のSDカードはあまり調子よくないので、読み込みできない、書込み禁止、ディスクエラーとか出て、色々困るので、使う前にデータを移してSDをフォーマットしてから使用した方が絶対いい。

 

20200204追記

win10 64ビット core i5でなら、問題なく出力できた。CPU制限があるのかも。

 

3Dプリンタ出力へ

この辺で手間取ったけど、購入して2日目でさっそく出力。それっぽいのが出来た。

すげーよ、ほんと。CNCでは辿りつかなかったことがたった2日で出来た。

3Dプリンターやばいと思う。

 

 

自作ルアーでショアGT

昨日調子が良かったので、今日も行ってみようと思って、仕事帰りに。

昨日良くても、次の日はダメっていうのが当たり前なので、最近完成したハンドメイドルアーを実際に磯で使ってみたいというのが目的。

 

釣り開始

まずはトップで。開始早々カスミバイトあるけど、乗らない。

 

ルアーチェンジして、別の自作ルアーで。

早速GTチェイス!全く自分が作ったルアーを信用していないので、カメかと思った(笑)

何回か投げた時、おそらく見えてた個体がヒット!

結構糸が出てやばいなあと思ったり、一瞬根に糸噛んだけど磯ダッシュしたりして、なんとかリフトして浮かせたけど、昨日と同じようにランディング直前にブレイク。ほんとヘタクソ。多分20キロぐらい。ブレイクした後、少しの間GTが浮いていたので、速攻で結んで引っ掛けようとしたけど、復活して逃げてった。バーブレスにしてるから、ルアーが外れる事を祈る。

写真も撮ってない自作ルアーさようなら(泣)また作ろう。

 

ラインブレイク後にもGTヒット!

その後、トップに戻して、キャスト再開して3投目ぐらいにまたGTヒット!

最初に掛けたのと比べて全然引かなくて、あっさりキャッチ。10キロぐらい。後ろからこいつより大きい奴が追尾。最初の魚でけっこうバテてたから、このサイズでちょうど良かった(笑)

ちゃんとへっぽこ自作ルアーでも喰ってくれた。ここ2日で自作ルアーの信頼度がかなり上がってる。これからも安心して使える。

 

GTを釣った後のルアー

ルアーは下地の木材まではおそらく貫通しなかった。だいぶ強度は出せたみたい。ただ塗装、トップコートがまだまだ弱い。要検討。

 

ブレイクの原因について

 

ブレイクしたGTは、瀬際で喰って全力でドラグを出されたけど(ドラグ8キロのち11キロ)、バランスは保てた。日々の体幹トレ(懸垂25回、片足スクワット50回ずつ)のおかげ?

ブレイク原因は道具ではなくて、自分の準備不足。ランディング位置と方法をちゃんと考えろってことか。

 

 

タックル

ロッド:マグナムクラフト10180

リール:スラマー3 8500

PE ウルトラキャストマン8 8号

リーダー:yozuri 鮪力28号

ドラグは釣った後計測したら、11キロになってた。そして、次の日、腰が痛くなった(笑)

 

データ

20190909

1730-1900

満潮1630ぐらい下げ

うねりあり

自作ポッパーヒット&ブレイク

久しぶりにちゃんと朝起きる事ができたので、ライトGT狙いに。

アサイチはやっぱポッパーでしょと思って、自作ポッパーをキャストした1投目。早速ヒット。

せっせと足元まで寄せて、ランディングポイントまで移動中に反転されてブレイク。かなり滑るポイントだったから、慎重かつ、もう上がるでしょって気を抜きすぎた。

詰めが甘い。

投げたルアーはこれ。量産するか~。

 

このGTの後は、ナブラがあったけど、

2つ隣りの岬でナブラ→1つ隣の岬でナブラ→次は俺の立ち位置の岬でナブラかなあと思ってたら、スルーされて、終了(笑)

 

 

UC10PRO

PE4

フロロ22G

 

 

ハンドメイドルアーの始め方

ゴムボだったり、CNCだったり、色々やっと片付いたので、ハンドメイドルアーに本腰を入れ始めた。

 

始めたきっかけ

3年ほど前から、少しずつルアーのハンドメイドを始めた。

そんなに動きがシビアじゃない物なら、簡単に作れて経済的じゃないかなあと思って。

 

釣果は? 

簡単にポスカとかで塗って、適当にエポキシ接着剤でコートしとけばいいかなあと思って使ってみた。魚は釣る事が出来た。GTも来たけど、ブレイク。

 

 

使い続けられない!

なかなか使い続ける事が出来ない。

 

理由は

 

・見た目が最悪すぎて信用できない

 

これに尽きる。

 

徐々に向上していきたいあと思ってたけど、CNCとの戦いの影響から、なかなか進まなかった。

結局CNCは諦めて、人力CNC(手削り)で頑張り始めて、やっとハンドメイド修行が進み始めた。

 

修行開始

見た目を気にし始めた結果、削り、下地、コート回数、塗装前処理、塗装、トップコート、ほんと気を使うことが多い。

 

木を使ってるから、なるべく特徴を生かすために、外側はなるべく軽く薄く強くをイメージ。塗装もコーティングも簡単にはげないように。これがかなり難しい。

吸水、同じ物を作るっていう意味では発泡ウレタンがベストなんだろうけど、自分が作る形に対して、まだイマイチ信用できないから、型を作る気にはならない。

3DプリンタのABS素材ルアーもいいかも?って思うけど、CNCでだいぶ懲りたので保留(笑)

市販のルアー丸パクリなら、発泡ウレタンが楽だろうなあ、まあ、やんないけど(笑)

 

安いエアブラシ、コンプレッサーも買った。缶スプレーよりうまく塗れる風になるので、やる気が出る。

塗装ブース(コンパネ継ぎ接ぎ)作成

圧の強い塗装に関してはブースから匂いが漏れて臭かったので、アクリル板で半分以上覆った。アクリル板のブース側はサランラップで塗料が付いても大丈夫なように保護。

作業効率アップを目指して、ルーター、ベルトサンダーも買った。木製ルアーを作る時は必須!

 

そんなことばかりして、無駄にこだわり出した結果、2019年現在、簡単・経済的な物では全然なくなった、大体ハマるとこうなる傾向がある(笑)

少しずつ、自分が投げる気になるきれいなルアーを作っていこう。