新しいPEを巻くときはシリコンオイルどぶ漬けがオススメ

今まで新しくPEを巻くときは、PEにシュッや、シリコンスプレーをたっぷりかけるようにしていた。

某FCLLABOのどこかで、シリコンオイルどぶ漬けがおすすめってことで、シリコンオイルを購入して、どぶ漬けして、巻いてみた。

 

シリコンオイルの種類

使用したシリコンオイルは信越シリコーンのKF-96-300

KF-96が品番で300が粘度を表す。車のワックスとかでは粘度50が結構選ばれるみたいだけど、PEに染み込ませて使用するには、シリコン成分を持たせる必要があるので、300でやってみた。

極端に粘度が高い場合は、水中での抵抗になるのか、沈下スピードが変わるとか変わらないとか。

 

やり方

やり方は単純にシリコンを別の容器にある程度移して、新品のPEをそこにドブ漬けするだけ。

容器は、ボビンがギリギリ入る円柱状の容器がシリコンを無駄にしないからおすすめ。百均で売ってた味噌容器が丁度良かった。屋久島ではそれぐらいしかちょうどいいのが無かったから、都会なら、もっといい容器があるはず(笑)

ボビン裏側の開いている方(製品名が書いてない方)をにしないと、どぶ漬けから引き上げる時、手が汚れるから、気を付けた方がいい。

 

どぶ漬け時間は2日間ぐらい。その後は、容器の上でボビンから不要なシリコンオイルを切る。その時間も2日間ぐらい。

 

そうすると、中までしっかりシリコンが浸透したPEラインが完成。

 

巻くときの注意

後はいつも通り巻いていくだけだけど、PEにテンションを掛けるとPEが収縮して、中に浸透しているシリコンがPEから染み出てくる。染み出してもシリコン成分がゼロになる訳ではないだろうからいいんだけど、問題は巻いているときにシリコンがそこらじゅうに飛び散ること(笑)めちゃくちゃ滑る(笑)

最近はシリコンスプレー使った場所にはシリコンオフをして、シリコン成分が無くなるよう努力はしている。ちょっと有機臭いけど、あの滑る感じが無くなるならいいかなあと思って、たまにしてる。

 

使用感

使用した感じ、持ちが良いような気がする。正直そこまでPE劣化したなあって感じたことがないから、あまり体感できない(笑)使い始めはリール周りが滑りやすいから、グリップ注意。

いつもリール使用後にもシリコンスプレー(無溶剤タイプ)でシリコン補充してたから、そこまで差がないのか?ただ、精神衛生上安心できる(笑)

 

シリコンスプレー(無溶剤タイプ) をPEにシュッの代用として6年ぐらいは使ってるけど、特に問題なし。値段300円で値段大体10分の1だし、ガンガン使える。

 

 

 

3Dプリンターでルアーづくり

202212 追記

ANYCUBIC MEGA-S 現在まで大きなトラブルなく使用中。PLA、ABS共に問題なし。

ビルドプレートの水平・定着、フィラメント状態さえちゃんとしていれば、そこまでいじることなく印刷可能。

剥がれ防止にビルドプレートに3Mシート貼ったりしたけど、結局シートなしでスティックのりが一番定着する。ABS、囲いなしでも問題なし。造形物は囲ったほうがきれいになるとは思う。

3年間ABS-5巻き使用してから、ホットエンドパーツ交換。明らかに出るのがスムーズになったので、もう少し頻度が挙げてもいいかも。エクストルーダーも同タイミングで交換。古いPLA使ったらパキパキ折れて、エクストルーダー開けようと思ったら、ネジ山舐めて空かなくなったので、新規購入。特にCURA設定をいじることなく、取り付けできた。


 

20200204追記 問題点、CURA読み込み


 

去年のデジャブ第2弾で感じで、3Dプリンターを導入。

CNCの経験が3Dプリンタに繋がって、ゴムボートの経験がカヤックに繋がった。だから、去年の事は無駄じゃないと自分に言い聞かせてる状態(笑)

 

導入理由

CNCは設定が難しすぎて、結局ルアー作りにたどり着かず。結局、人力CNC(手削り)でルアー作ってたけど、どうしても大量に作った時に同じ動きにならない。

人に贈る用に作ってたとき、最初にいい動きのものが出来て、後に同じように作ったけど、後の分は全然ダメだった。10個ぐらい作ったけど。素材の比重さとか、近い形だけど、完全に同じ形ではないし。

木を削るルアー職人になるんだったら、ここで耐えて同じクオリティーを目指すんだろうけど、もっと簡単に同じものを作りたいと思ってしまうせっかちさから、3dプリンタを導入した。

 

機種

3Dプリンターは「ANYCUBIC i3 MEGA-S 3D」を購入。


パーツ見た感じ、ステッピングモーターとか、リミットスイッチとかCNC3018と同じようなパーツだなあとっていう感想。

 

 

始動

組立30分はホントだった。そしてSDカードに入ってるサンプルデータで早速始動。

 

大体1時間後。

フクロウが出来た。

問題点

やっぱり一筋縄でいかせてくれず、早速、電源スイッチがOFFにできなくなるっていう中華クオリティを見せてくれた(笑)スイッチが物理的に壊れてるだけだから、電気自体は来てるけど、コンセントで起動スタートはなんとなく心配なので、パーツの入手を検討。

これ買えばいいんだろうけど、買ってすぐだし、問い合わせして、無料で送ってもらおうって思って、たどたどしい英語で「スイッチ壊れた、電源スイッチユニットを送って」ってAnycubic直で問い合わせたら、すぐに送ってくれた。ただチャイナポストだから、いつ届くかはまだ不明。

 

20200204追記

無事届いて、取り換え完了。届くまでに3週間かかるのは、チャイナポストだし仕方ない。

モデリング

fusion360でのルアーのモデリングは、CNCの時の脳みそが少し残っていたので、比較的簡単にできた。CPU ATOMの格安中華PC(ezpad 6 PRO)でFUSION360がなんとか起動(動作は遅い)したのは、うれしいし、これでどこでもモデリングできる。

ところどころでフリーズしそうになるから、ちゃんとしたスペックのPCが良いとは思う。

 

モデリングは、スカルプをこねて作ってみた。

参考はもちょお氏の動画。

スカルプをこねて作るとイメージしながら作りやすい。

CNCの時にしたモデリング方法の線分からのモデリングは後々の修正がしやすいとかで、それぞれ一長一短。

線分からのモデリングの浦安DIYシーバスの動画

ルアーモデリング その1


ルアーモデリング その2


ルアーモデリング その3

 

モデリングの流れは以下の通りに

  1. スカルプで形状を作る
  2. シェル化
  3. カップやリアの切り取り
  4. ボディ分割などを使って、内部を補強、
  5. エイト環、ウエイトなどを切り取り、リップの追加など
  6. ボディを半分からカット
  7. STL出力で保存

という流れになる。

 

下記の線の囲んだ部分は、現在のパソコン(win10 atomE3950)で起きてる現象。もしかしたら。パソコンのスペック次第では解決するかもしれない。やっぱ3DCADを低いスペックPCでがんばって動かすのは大変(笑)


線からのモデリングでソリッド化した後、シェルにしようとするとフリーズ。

ここに関してはどうやっても上手くいかない。

なので、結局3Dプリンター出力でモデリングする場合は、現状スカルプトモードで作るしかない。


 

CURA読み込み

そうやって、何とか作って、STLで出力して、付属ソフトのCURAで読み込み。

あとはg-code出力だけと思ったら、出力中にソフトが強制停止。使用PCはWINDOWS10 64ビット ATOM。

なにが悪いのかなあと思って、WINDOWS7 32ビットcore i3と64ビットceleron Gで開いたら、両方とも問題なくg-code出力完了。

WINDOWS10との相性?付属と最新ver、両方ともで同じ現象。

 

あと、付属のSDカードはあまり調子よくないので、読み込みできない、書込み禁止、ディスクエラーとか出て、色々困るので、使う前にデータを移してSDをフォーマットしてから使用した方が絶対いい。

 

20200204追記

win10 64ビット core i5でなら、問題なく出力できた。CPU制限があるのかも。

 

3Dプリンタ出力へ

この辺で手間取ったけど、購入して2日目でさっそく出力。それっぽいのが出来た。

すげーよ、ほんと。CNCでは辿りつかなかったことがたった2日で出来た。

3Dプリンターやばいと思う。